ARESインデックスについて
不動産投資インデックスAJPI・AJFIの本格稼働に伴うプロダクトの拡充
不動産証券化協会(ARES)は、 2016年2月、不動産投資インデックスAJPI (ARES Japan Property Index)・AJFI (ARES Japan Fund Index)の本格稼働に伴い、新たなサブインデックス(私募REITインデックス、物流施設・ホテルインデックス等)及びAJPI・AJFIサマリーシートの公表を開始いたしました。
ARESは、2012年10月、上場J-REIT及び私募・非上場不動産ファンドのデータを対象とするARES Japan Property Index(AJPI)、及び、日本初のコア・ファンドインデックスであるARES Japan Fund Index(AJFI)の試験提供を開始いたしましたが、その後の試験稼働期間を経て、2016年2年、AJPI及びAJFIの本格稼働を開始しました。
AJPI及びAJFIは、ARESがこれまでカバーしてきたJ-REITの保有物件に加え、年金基金等の投資家が投資する非上場・私募のコア・不動産ファンドをカバーする日本の不動産投資インデックスであり、また、指数の算出方法は、米国NCREIF方式に準拠しています。
AJPI・AJFI ユニバースと指数の分類
(ご参考)インデックスの特徴と活用事例のご紹介
AJPI及びAJFIの算出・公表については、当初、試験的な取扱いをさせていただき、データ提供会社増加に向けた対応、インデックス算出ロジックの精査、サービス・プロダクト提供の可能性を継続して検討してまいりました。
このたび、インデックス提供会社数が一定数へ到達し、(協定書締結済みの会社数が20社を超過)、インデックス算出ロジックの精査・改良への対応等の措置が完了しましたので、AJPI及びAJFIの本格稼働を開始いたします。
AJPI・AJFI本格稼働後の新たなアウトプット
今般の本格稼働により、以下の新たなサブインデックスとサマリーシート(直近データの定型フォーマット)を、新たなアウトプットとして提供いたします。また、AJPI・AJFIのサブインデックスやデータフォーマット等については、ご利用者のニーズを踏まえ、適宜充実させて参ります。
新たに公表するサブインデックス
AJFI(ARES Japan Fund Index 関連)
- AJFI-Open End Core Unlisted REITs(AJFI-OURs 私募REITインデックス)
→日本初のオープンエンド・コア型の私募不動産ファンドインデックス
(米国のNFI-ODCEに相当) - LTVによってカテゴライズしたサブインデックス(LTV低、LTV中、LTV高)
- 従来から公表してきたAMフィー控除前の指数に加え、AMフィー控除後の指数も併せて算出
(AMフィーの平均的水準の把握が可能に)
AJPI(ARES Japan Property Index 関連)
- AJPI-ホテル、AJPI-物流施設の全国指数及び地域別指数を新規公表
- 「商業」分類のカテゴリーを「都市型商業」と「郊外型商業」へ細分化(精緻化)
- 「東京圏」(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)を新たな地域区分として追加
AJPI・AJFIサマリーシート(直近データの定型フォーマット)(日本語版及び英語版)
AJPI及びAJFIが、日本の不動産投資インデックスのスタンダードとして認知され、そして国内投資家のみならずグローバルな投資家に幅広く利用されることを期待しております。