更新時期とデータソース

1. 更新時期等の概要

AJPIとAJFIは、原則として、公表月の前月末日までに得られたデータを基準として算出され、毎月末日頃に公表されます。具体的には、AJPI・AJFIそれぞれのダウンロードページにDatabookファイルの更新版がアップロードされることにより、指数値が更新されます。指数の利用者は、常に最新のDatabookファイルをダウンロードすることができます。

公表される指数値は、確定値(Final figures)と速報値(Preliminary estimate figures)から構成されています。確定値は全ファンドのデータが出揃った上で確定される指数値であり、原則として公表月の9か月前の指数値が最新の確定値となります。速報値は、全ファンドのデータが出揃う前の段階で、一部のファンドのデータを用いて算出される指数値であり、公表月の3~8か月前の指数値が速報値として公表されます。対象ファンドの情報はAJPI・AJFIそれぞれのDatabookファイルの「ユニバース」シートをご参照ください。

2. データソース

AJPIとAJFIは、上場されているREITの公開データとAJPI Support Memberから提供を受ける私募・非上場不動産ファンドのデータから作成されています。

私募・非上場ファンド

非上場・私募ファンドのデータは、保有不動産とファンド自体の会計的なパフォーマンス情報から構成され、各ファンドの決算期から約3カ月後を目処に、各メンバーから提供されます。各ファンドの決算期末月が、ファンドによって異なりますので、決算期が到来したファンドのデータが、順次指数に取り込まれます。前述の通り、一部ファンドのデータのみ対象とする場合の指数は、速報値として公表されます。

上場REIT(J-REITs)

上場J-REITのデータは、原則として、公開されている資料から指数作成に必要な情報を収集し入力しています。原則的には、以下の順に優先的にデータとして採用します。

第1順位
決算短信
第2順位
決算説明会資料(参考資料・補足資料等が含まれます。)
第3順位
資産運用報告
第4順位
有価証券報告書

優先順位上位の資料にデータ開示がない場合、より下位の資料を順次参照して採用データを確定させます。