ユニバース基準
1. 指数の対象ユニバースの概要
- 本協会は、日本の不動産を投資対象としたコア・ファンドが保有する不動産の投資パフォーマンス指数(AJPI)とコア・ファンド自体の投資パフォーマンス指数(AJFI)を作成・公表しています。
- AJPIとAJFIのユニバースは、国内の私募・非上場のコア・ファンドとJ-REITから構成されています。日本のJ-REITは、諸外国のREITと異なり、法令で開発業務等が禁止されており、安定的なインカムを主目的として長期保有する純粋なコア・ファンドであることが明らかです。したがって、J-REITについては、特段の基準は設けず、全てのJ-REITをユニバースの対象としています。
- 一方、私募・非上場のコア・ファンドについては、市場には多種多様なファンドが存在することから、ユニバースへの組み入れに下記の通り基準を設けています。
2. 私募ファンドに関する組入基準(The qualifications for inclusion in the Index)
- 不動産投資インデックスの対象となる個別不動産に関する必要条件
- 賃貸収入の獲得を目的として保有された既存の賃貸用不動産であること(開発物件は含みません。)
- 不動産の用途が、オフィスビル、賃貸住宅、商業施設、物流施設、ホテル、高齢者住宅等であること
- 不動産が、投資家等の資金による直接保有、ジョイントベンチャー、共同出資ファンド等の形態により保有され、アセットマネジャー若しくは投資家自身によりコントロールされていること
- 投資収益に関する会計報告が作成され、レバレッジなしの投資収益が計測可能であること
- 定期的に鑑定評価等により評価額が計測可能であること
- 不動産ファンド・インデックスの対象となる個別不動産ファンドに関する必要条件
- 上記1.のすべての要件を満たす不動産(当該不動産を信託財産とする不動産信託受益権を含みます。)を保有するジョイントベンチャー又は共同出資ファンドであること
- 中長期に不動産賃貸から生じる安定したインカムゲインの獲得を主目的としたファンドであること(コア型、コアプラス型等に分類されるものを含みますが、これらに限られません。)
- 投資収益に関する会計報告が作成され、ファンドの投資収益が計測可能であること